メジャーリーグ【MLB】について~リーグの仕組み・レギュラーシーズン [MLB 仕組みと用語]
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メジャーリーグの仕組みについてまとめてます。基本的な野球のルールは日本も米国もほとんど同じですが、最後にワールドシリーズで優勝するまでの道のりは、日本の規模を遥かに凌駕したスケールです。MLBの仕組みを知ることで、今までより何倍もメジャーリーグが楽しめますよ。
MLBは"Major League Baseball"の略称で、
いわゆるメジャーリーグ、大リーグと呼ばれているアメリカのプロ野球機構。
1チームのみ外国チームとして、カナダのトロント・ブルージェイズを含めた、北米全土で合計30チームからなるリーグだ。
MLBについては、MLBの公式サイト参照 >>
基本英語のみのサイトだが、日本の放送会社GyaO!と放送提携を結んだMLB日本公式サイト」 >>とリンクされている。
リーグは「アメリカン・リーグ」と「ナショナル・リーグ」の2つから成っているが、北米大陸を東西南北、縦横にまたがってほぼ均等に各球団が存在するため、さらに各リーグを「東地区」、「中地区」、「西地区」と3つに分けている。
日本ではアメリカン・リーグ "American League"を通称「ア・リーグ」、ナショナル・リーグ "National League"を通称「ナ・リーグ」と呼んでいる。
2リーグ制とはいえ、各地区に10チームもあり、合計6地区に分かれてリーグ戦を戦う熾烈な仕組みになっている。ざっくり比較して日本のリーグ規模を3倍にしたと考えればわかり易い。
ア・リーグのみがDH(指名打者制)を採用してるので、ア・リーグのチームに所属するピッチャーは、ナ・リーグに比較して若干負担が軽い。(日本で言うパ・リーグと同じ)
MLB所属チームの全米分布図
米国の地図はWikipediaより抜粋
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各チームは4月初日から9月末にかけてのレギュラーシーズン中に、東地区・中地区・西地区の各地区内で合計162試合を戦うが、途中ア・リーグチーム対ナ・リーグでインターリーグ(交流戦)16試合を戦う。
しかしチーム数が多いため、日本のように総当りになることもなければ、トップチームと最下位チームが最大6試合組まれることもあるため、若干偏った試合の組み方にも見えるが、逆にMLB観戦の醍醐味にもなっている。
有名なインターリーグ(交流戦)としてはサブウェイシリーズが有名だ。
メジャーリーガーの登録枠は25人だが、9月になると新人育成や他の選手にも出場機会を与える意味を兼ねて、40人に拡大される「セプテンバー・コールアップ」という制度がある。
しかし、このセプテンバー・コールアップで昇格したメジャーリーガーはポストシーズンに出場できないという厳しいルールもある。
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ポストシーズンとは、レギュラーシーズン後に行われる各優勝争いの期間を指す。
つまりこういう順番だ。
レギュラーシーズンの最終試合で、両リーグとも各地区(東、中、西)の優勝チームが決まる。
これが❶地区優勝だ。
MLB公式サイト 2015年版より
ここからポストシーズン(❷~❹)に入り、各地区で優勝した3チームにワイルドカード(※1)の1チームが加わり、両リーグ各4チームが、❷ディヴィジョン・シリーズ(地区対抗シリーズ)で、ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれのリーグ優勝をかけて争う。
ここで勝ち残った2チームで❸リーグ優勝決定戦を行う。
そして最終的にリーグ優勝チーム2球団でワールドシリーズ決勝を戦うのである。
(※1)メジャーリーグ ワイルドカードとは?~
ディビジョン・シリーズについてはこちらで解説 >>
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メジャーリーグの仕組みについてまとめてます。基本的な野球のルールは日本も米国もほとんど同じですが、最後にワールドシリーズで優勝するまでの道のりは、日本の規模を遥かに凌駕したスケールです。MLBの仕組みを知ることで、今までより何倍もメジャーリーグが楽しめますよ。
> ● 目 次 ●
> メジャーリーグの仕組み
> MLBは全球団で30チーム~リーグの仕組み
> MLB所属チームの全米分布図
> ア・リーグのチーム(球団)
> ナ・リーグのチーム(球団)
> レギュラーシーズン
> ポストシーズン
メジャーリーグ ワイルドカード~ディビジョン・シリーズについてはこちらの頁で解説 >
> メジャーリーグの仕組み
> MLBは全球団で30チーム~リーグの仕組み
> MLB所属チームの全米分布図
> ア・リーグのチーム(球団)
> ナ・リーグのチーム(球団)
> レギュラーシーズン
> ポストシーズン
メジャーリーグ ワイルドカード~ディビジョン・シリーズについてはこちらの頁で解説 >
メジャーリーグの仕組み
MLBは"Major League Baseball"の略称で、
いわゆるメジャーリーグ、大リーグと呼ばれているアメリカのプロ野球機構。
1チームのみ外国チームとして、カナダのトロント・ブルージェイズを含めた、北米全土で合計30チームからなるリーグだ。
MLBについては、MLBの公式サイト参照 >>
基本英語のみのサイトだが、日本の放送会社GyaO!と放送提携を結んだMLB日本公式サイト」 >>とリンクされている。
MLBは全球団で30チーム~リーグの仕組み
リーグは「アメリカン・リーグ」と「ナショナル・リーグ」の2つから成っているが、北米大陸を東西南北、縦横にまたがってほぼ均等に各球団が存在するため、さらに各リーグを「東地区」、「中地区」、「西地区」と3つに分けている。
日本ではアメリカン・リーグ "American League"を通称「ア・リーグ」、ナショナル・リーグ "National League"を通称「ナ・リーグ」と呼んでいる。
2リーグ制とはいえ、各地区に10チームもあり、合計6地区に分かれてリーグ戦を戦う熾烈な仕組みになっている。ざっくり比較して日本のリーグ規模を3倍にしたと考えればわかり易い。
ア・リーグのみがDH(指名打者制)を採用してるので、ア・リーグのチームに所属するピッチャーは、ナ・リーグに比較して若干負担が軽い。(日本で言うパ・リーグと同じ)
MLB所属チームの全米分布図
米国の地図はWikipediaより抜粋
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略称 | 東地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
BAL | ボルチモア・オリオールズ Baltimore Orioles |
1894 | メリーランド州ボルチモア オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ |
BOS | ボストン・レッドソックス Boston Red Sox |
1901 | マサチューセッツ州ボストン フェンウェイ・パーク |
NYY | ニューヨーク・ヤンキース New York Yankees |
1901 | ニューヨーク州ニューヨーク・ブロンクス ヤンキー・スタジアム |
TB | タンパベイ・レイズ Tampa Bay Rays |
1998 | フロリダ州セントピーターズバーグ トロピカーナ・フィールド |
TOR | トロント・ブルージェイズ Toronto Blue Jays |
1977 | オンタリオ州トロント ロジャース・センター |
略称 | 中地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
CWS | シカゴ・ホワイトソックス Chicago White Sox |
1894 | イリノイ州シカゴ U.S.セルラー・フィールド |
CLE | クリーブランド・インディアンス Cleveland Indians |
1894 | オハイオ州クリーブランド プログレッシブ・フィールド |
DET | デトロイト・タイガース Detroit Tigers |
1894 | ミシガン州デトロイト コメリカ・パーク |
KC | カンザスシティ・ロイヤルズ Kansas City Royals |
1969 | ミズーリ州カンザスシティ カウフマン・スタジアム |
MIN | ミネソタ・ツインズ Minnesota Twins |
1894 | ミネソタ州ミネアポリス ターゲット・フィールド |
略称 | 西地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
HOU | ヒューストン・アストロズ Houston Astros |
1962 | テキサス州ヒューストン ミニッツ・メイド・パーク |
LAA | ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム Los Angeles Angels of Anaheim |
1961 | カリフォルニア州アナハイム エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム |
OAK | オークランド・アスレチックス Oakland Athletics |
1901 | カリフォルニア州オークランド オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム |
SEA | シアトル・マリナーズ Seattle Mariners |
1977 | ワシントン州シアトル セーフコ・フィールド |
TEX | テキサス・レンジャーズ Texas Rangers |
1961 | テキサス州アーリントン グローブライフ・パーク・イン・アーリントン |
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略称 | 東地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
ATL | アトランタ・ブレーブス Atlanta Braves |
1871 | ジョージア州アトランタ ターナー・フィールド |
MIA | マイアミ・マーリンズ Miami Marlins |
1993 | フロリダ州マイアミ マーリンズ・ボールパーク |
NYM | ニューヨーク・メッツ New York Mets |
1962 | ニューヨーク州ニューヨーク・クイーンズ シティ・フィールド |
PHI | フィラデルフィア・フィリーズ Philadelphia Phillies |
1883 | ペンシルベニア州フィラデルフィア シチズンズ・バンク・パーク |
WSH | ワシントン・ナショナルズ Washington Nationals |
1969 | ワシントンD.C. ナショナルズ・パーク |
略称 | 中地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
CHC | シカゴ・カブス Chicago Cubs |
1870 | イリノイ州シカゴ リグレー・フィールド |
CIN | シンシナティ・レッズ Cincinnati Reds |
1882 | オハイオ州シンシナティ グレート・アメリカン・ボール・パーク |
MIL | ミルウォーキー・ブルワーズ Milwaukee Brewers |
1969 | ウィスコンシン州ミルウォーキー ミラー・パーク |
PIT | ピッツバーグ・パイレーツ Pittsburgh Pirates |
1882 | ペンシルベニア州ピッツバーグ PNCパーク |
STL | セントルイス・カージナルス St. Louis Cardinals |
1882 | ミズーリ州セントルイス ブッシュ・スタジアム |
略称 | 西地区チーム | 創設年 | 本拠地/球場名 |
ARI | アリゾナ・ダイヤモンドバックス Arizona Diamondbacks |
1998 | アリゾナ州フェニックス チェイス・フィールド |
COL | コロラド・ロッキーズ Colorado Rockies |
1993 | コロラド州デンバー クアーズ・フィールド |
LAD | ロサンゼルス・ドジャース Los Angeles Dodgers |
1883 | カリフォルニア州ロサンゼルス ドジャー・スタジアム |
SD | サンディエゴ・パドレス San Diego Padres |
1969 | カリフォルニア州サンディエゴ ペトコ・パーク |
SF | サンフランシスコ・ジャイアンツ San Francisco Giants |
1883 | カリフォルニア州サンフランシスコ AT&Tパーク |
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MLBリーグ戦の仕組み~レギュラーシーズン
各チームは4月初日から9月末にかけてのレギュラーシーズン中に、東地区・中地区・西地区の各地区内で合計162試合を戦うが、途中ア・リーグチーム対ナ・リーグでインターリーグ(交流戦)16試合を戦う。
しかしチーム数が多いため、日本のように総当りになることもなければ、トップチームと最下位チームが最大6試合組まれることもあるため、若干偏った試合の組み方にも見えるが、逆にMLB観戦の醍醐味にもなっている。
有名なインターリーグ(交流戦)としてはサブウェイシリーズが有名だ。
サブウェイシリーズとは、ニューヨークを本拠地とするチーム同士、「ニューヨーク・ヤンキース対ニューヨーク・メッツ」の対戦を指し、互いの球場ヤンキー・スタジアムとシティ・フィールドがニューヨークの地下鉄(サブウェイ)で結ばれているため、こう呼ばれるようになった。
メジャーリーガーの登録枠は25人だが、9月になると新人育成や他の選手にも出場機会を与える意味を兼ねて、40人に拡大される「セプテンバー・コールアップ」という制度がある。
しかし、このセプテンバー・コールアップで昇格したメジャーリーガーはポストシーズンに出場できないという厳しいルールもある。
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MLBリーグ戦の仕組み~ポストシーズンへと
ポストシーズンとは、レギュラーシーズン後に行われる各優勝争いの期間を指す。
つまりこういう順番だ。
❶レギュラーシーズン(地区優勝をかけて戦う) → ❷ディビジョン・シリーズ(この地区対抗戦にワイルドカードが加わる ※1)→ ❸リーグ優勝決定戦→ ❹ワールドシリーズ
レギュラーシーズンの最終試合で、両リーグとも各地区(東、中、西)の優勝チームが決まる。
これが❶地区優勝だ。
MLB公式サイト 2015年版より
ここからポストシーズン(❷~❹)に入り、各地区で優勝した3チームにワイルドカード(※1)の1チームが加わり、両リーグ各4チームが、❷ディヴィジョン・シリーズ(地区対抗シリーズ)で、ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれのリーグ優勝をかけて争う。
ここで勝ち残った2チームで❸リーグ優勝決定戦を行う。
そして最終的にリーグ優勝チーム2球団でワールドシリーズ決勝を戦うのである。
(※1)メジャーリーグ ワイルドカードとは?~
ディビジョン・シリーズについてはこちらで解説 >>
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