メジャーリーグ ワイルドカードとは?~ディビジョン・シリーズに向けて [メジャーリーグ ワイルドカードとは]
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メジャーリーグではレギュラーシーズンを経て、地区優勝した6チームがリーグ優勝をかけた
ディヴィジョン・シリーズ(地区シリーズ)に出場できるわけだが、
地区優勝を逃したチームでも勝率がリーグ内で1位と2位のチームに対し
ワイルドカードが与えられる。
メジャーリーグは全球団30チームによって争われる熾烈なリーグ制だ。
しょっちゅう飛行機で大陸移動しながらレギュラーシーズン(※1)で162試合もある。
(※1)メジャーリーグ【MLB】について~リーグの仕組み[MLB 用語] >>
6地区に分かれて戦うがシーズンによって勝率の低い地区もあったりするため、
優勝した6チームの勝率が全30球団の上から6番以内ということにはならないためだ。
例えばア・リーグ中地区の優勝チームが勝率0.67でも地区優勝できる時もあり、
逆に同じア・リーグでも東地区が強豪揃いの激戦の末、
勝率が0.72でも地区優勝を逃すこともあったりするわけだ。
この場合もしこの「勝率0.72」が地区優勝を逃した12チーム中、
ア・リーグ内で1位の勝率なら、ワイルドカードの権利が与えられ、同様に勝率2位の
チームとたった1試合で、ディヴィジョン・シリーズへの進出をかけて
戦うこのゲームをワイルドカードゲームと呼ぶ。
2013年、クリーブランド・インディアンスを下し、
ア・リーグ ワイルドカードゲームを制したタンパベイ・レイズ。
Photo by Getty Images
MLBはやはり強いチーム同士がリーグ優勝とワールドシリーズ
に絡むべきという考え方で、勝率の矛盾を補うために両リーグそれぞれ2チームずつ、
つまり地区優勝を逃した残り12チームの勝率上位2チームにワイルドカードを
与えるのだ。
ワイルドカードとは優勝争いを盛り上げるだけでなく、しっかり結果を残したチームに対する
敗者復活戦のような意味合いも含めてるから面白いのである。
近年ではダルビッシュがメジャーリーグデビューした2012年、
2ゲーム差で最終戦3試合を残し、
テキサス・レンジャーズの地区優勝は楽勝と思われていた。
ところが2位のアスレチックスと直接対決3連戦でまさかの3タテを喰らい、
アスレチックスが奇跡の大逆転ア・リーグ西地区優勝を飾った。
ア・リーグ全チーム内でもほぼTOPの勝率を誇っていたレンジャーズは
当然「第1ワイルドカード」を引っさげて、オリオールズと対戦。
※2012年10月6日、MLBワイルドカードゲーム。
オリオールズ戦に先発登板するダルビッシュ Photo by MLB.com
レンジャーズは当然このシーズン、
尻上がりに調子を戻してきたダルビッシュを先発に起用し、
ダルビッシュもそれに答えるようなクオリティ・スタートを切った。
ダルビッシュは6回2/3を投げ、3失点。
7個の三振を奪い、与四球もひとつだけという好投をみせたものの
最後までレンジャーズ打線に火がつかず1点しか奪えず逆に2点奪われ結局1対5で敗戦。
レンジャーズはディヴィジョン・シリーズへ進めなかった。
この年のレンジャーズは3年連続のディヴィジョン・シリーズ進出がかかっており、
悲願のワールドシリーズ初制覇を狙ってたほど盛り上がっていたが、
ワイルドカードゲームという一発勝負に撃沈してしまった
という印象深い記憶に新しいワイルドカードゲームだった。
田中将大 登板予定[2014]ヤンキース【MLB】 トップ頁へ移動する→
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メジャーリーグではレギュラーシーズンを経て、地区優勝した6チームがリーグ優勝をかけた
ディヴィジョン・シリーズ(地区シリーズ)に出場できるわけだが、
地区優勝を逃したチームでも勝率がリーグ内で1位と2位のチームに対し
ワイルドカードが与えられる。
ワイルドカードとは~勝率の良いチームを公正に扱うため
メジャーリーグは全球団30チームによって争われる熾烈なリーグ制だ。
しょっちゅう飛行機で大陸移動しながらレギュラーシーズン(※1)で162試合もある。
(※1)メジャーリーグ【MLB】について~リーグの仕組み[MLB 用語] >>
6地区に分かれて戦うがシーズンによって勝率の低い地区もあったりするため、
優勝した6チームの勝率が全30球団の上から6番以内ということにはならないためだ。
例えばア・リーグ中地区の優勝チームが勝率0.67でも地区優勝できる時もあり、
逆に同じア・リーグでも東地区が強豪揃いの激戦の末、
勝率が0.72でも地区優勝を逃すこともあったりするわけだ。
この場合もしこの「勝率0.72」が地区優勝を逃した12チーム中、
ア・リーグ内で1位の勝率なら、ワイルドカードの権利が与えられ、同様に勝率2位の
チームとたった1試合で、ディヴィジョン・シリーズへの進出をかけて
戦うこのゲームをワイルドカードゲームと呼ぶ。
2013年、クリーブランド・インディアンスを下し、
ア・リーグ ワイルドカードゲームを制したタンパベイ・レイズ。
Photo by Getty Images
MLBはやはり強いチーム同士がリーグ優勝とワールドシリーズ
に絡むべきという考え方で、勝率の矛盾を補うために両リーグそれぞれ2チームずつ、
つまり地区優勝を逃した残り12チームの勝率上位2チームにワイルドカードを
与えるのだ。
ワイルドカードとは優勝争いを盛り上げるだけでなく、しっかり結果を残したチームに対する
敗者復活戦のような意味合いも含めてるから面白いのである。
2012年、ア・リーグのポストシーズンは劇的だった
近年ではダルビッシュがメジャーリーグデビューした2012年、
2ゲーム差で最終戦3試合を残し、
テキサス・レンジャーズの地区優勝は楽勝と思われていた。
ところが2位のアスレチックスと直接対決3連戦でまさかの3タテを喰らい、
アスレチックスが奇跡の大逆転ア・リーグ西地区優勝を飾った。
ア・リーグ全チーム内でもほぼTOPの勝率を誇っていたレンジャーズは
当然「第1ワイルドカード」を引っさげて、オリオールズと対戦。
※2012年10月6日、MLBワイルドカードゲーム。
オリオールズ戦に先発登板するダルビッシュ Photo by MLB.com
レンジャーズは当然このシーズン、
尻上がりに調子を戻してきたダルビッシュを先発に起用し、
ダルビッシュもそれに答えるようなクオリティ・スタートを切った。
ダルビッシュは6回2/3を投げ、3失点。
7個の三振を奪い、与四球もひとつだけという好投をみせたものの
最後までレンジャーズ打線に火がつかず1点しか奪えず逆に2点奪われ結局1対5で敗戦。
レンジャーズはディヴィジョン・シリーズへ進めなかった。
この年のレンジャーズは3年連続のディヴィジョン・シリーズ進出がかかっており、
悲願のワールドシリーズ初制覇を狙ってたほど盛り上がっていたが、
ワイルドカードゲームという一発勝負に撃沈してしまった
という印象深い記憶に新しいワイルドカードゲームだった。
田中将大 登板予定[2014]ヤンキース【MLB】 トップ頁へ移動する→
田中将大 オープン戦 登板予定【メジャー初登板】3月3日ブルージェイズ戦 [田中将大 オープン戦 登板予定 2014]
田中将大のオープン戦 登板予定がいよいよ本決まりの状況だ。
メジャーリーグはすでにキャンプイン中、すべてのメジャーリーガーたちが
全米で調整UPしてきている。
公式戦のデビュー戦もさることながら、
実践で投げる真のデビュー戦となるオープン戦の登板予定が
3月3日(日)3:05am試合開始(日本時間)の
トロント・ブルージェイス戦となりそうだ。
試合球場は田中将大にとって初のアウェイとなる
フロリダ州ダニーデンにあるダニーデン・スタジアム。
ここはブルージェイスの傘下マイナーチーム【A+】、
「ダニーデン・ブルージェイス」の本拠地だ。
ブルージェイスといえばメジャーリーグ(MLB)の中で唯一外国である
カナダのチームでトロントが本拠地だが、
スプリングキャンプは温暖なフロリダで行っている。
ダニーデン・スタジアム(米国フロリダ州ダニーデン)
田中将大のタンパ・スプリングキャンプ状況
田中将大は2月25日(日本時間)、キャンプ2度目となる
打撃投手で35球をマイナー選手相手に投げ込んだ。
Photo by 川口良介/SANSPO
この日初となる内野手&投手の連携プレーで、
田中将大がピッチャーゴロを捕った瞬間、二塁ベースから大声が飛んだ。
「マークン!」
声の主は、ショートから二塁ベースへカバーに入ったデレク・ジーターだった。
仲間となったヤンキース選手から「マークンの愛称」で
初めて呼ばれた瞬間だった。しかもレジェンド・ジーターから。
これにはさすがにマークン、いや田中も
喜びと緊張、そして気合が混じりあった送球をジーターへ送った。
写真奥にジーターの笑顔が見える。
Photo by 共同
メジャーリーグの打撃練習で打者はスイングしない
2月22日の初キャンプで打撃投手としてマウンドに立った田中将大がちょっと驚いたのは、スプリングキャンプの始まる頃のメジャーの打者はほとんどスイングをしないということだった。
初の打撃投手としての初日も25球中、4スイングしかされなかった。
この日25日も35球中10スイングだった。
打者たちの調整が進めばもっとスイングしてくるので、田中将大にとっては早く実践スタイルで投げ込んでみたいだろうから望むところだろう。
◆イチロー、松井秀喜とも合同練習を
田中将大がヤンキースへ入団したメリットは大先輩の黒田博樹、イチロー、そして臨時コーチとして招へいされた松井秀喜たちとスプリングキャンプに参加出来てることだろう。
ウォーミングアップのランニングではイチローにも声をかけてもらっていた。
松井秀喜臨時コーチの声掛けに笑顔で答える田中。
Photo by 川口良介/SANSPO
【田中将大の明日~編集後記】
田中将大の実戦デビュー戦となるオープン戦初登板予定が3月3日と書いたが、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は明言するのをためらっている。
何故ならば、ブルージェイスは同じアメリカン・リーグ(※1)で同地区の東地区だからだ。
直接のライバルとなる相手に手の内を見せたくない、といったところだろう。
しかもブルージェイスにはトロントの人気選手、川崎宗則がいる。
もし3月3日の登板予定を回避したとすれば、
翌日4日のナショナルズ戦(3am日本時間)に
田中を登板させる可能性もある。 ナショナルズはナショナル・リーグ(※1)だからだ。
いずれにせよ、3月3日、4日は田中のメジャー実戦デビュー戦だ。
目が離せないが、残念ながらテレビでの放送予定は組まれていない。
(※1)アメリカン・リーグ(通称:ア・リーグ)、
ナショナル・リーグ(通称:ナ・リーグ)についてはこちらを参照
↓
メジャーリーグ【MLB】について~リーグの仕組み[MLB 用語] >>
ニューヨーク・ヤンキースの春季キャンプ地、フロリダ州タンパには
連日、田中将大目当てにやってくるファンが絶えない。
できるだけファン全員に渡るように熱心にサインをする田中将大。
Photo by 川口良介/SANSPO
田中将大 登板予定[2014]ヤンキース【MLB】 トップ頁へ移動する→
田中将大のチャーター機。その理由と値段・機種【動画】 [田中将大 チャーター機 値段]
田中将大がついにニューヨーク・ヤンキースで
11日、入団会見を無事に終えたが
9日の東京、日本出発時は
45年ぶりの大雪でバタバタだった。
田中将大はアメリカで11日の入団会見予定に
間に合わせるべく時差も考慮して
9日はどうしてもニューヨークに向けて
出発しなければならず、
都内から成田空港まで8時間半も
かかってしまった。
写真は米国への出発前、記者取材に答える田中将大(成田空港にて) Photo by jiji.com
こちらは田中将大がニューヨーク到着後のFNNニュース動画だ。
田中将大はダルビッシュを越えられるか
田中将大への期待は、
ニューヨーク・ヤンキースだけではない。
メディアも巻き込んだメジャーリーグファンが注目してる。
それもそのはずで昨季、楽天日本一の大立役者
田中将大が残した成績は、
恐らく今後誰も破ることのできない24勝無敗だ。
メジャーリーグ全体が浮き足立つのも当然というもの。
この二年間で田中の先輩格、ダルビッシュが
すでにメジャーを代表するエースとして
すでに大活躍中だから、ダルビッシュ以上とも評される田中将大への
期待が大きすぎても足りないことはないだろう。
田中将大が日本人選手初となるチャーター機利用~その理由・値段
ニューヨーク・ヤンキースと7年、1億5500万ドルという
超大型契約をしたとはいえ、チャーター機まで手配して
なぜ?ニューヨークへ行かなければならなかったのか。
先ほど触れたように本当の理由は同じで、田中将大は
11日(現地時間10日)には、入団会見に望まなければならなかった。
これだけの大型契約選手の入団会見にかかる費用を積算すると
バカにならない。ましてやヤンキースの入団会見である以上に、
注目の選手のためにアメリカ中のメディアが
その日のスケジュールに合わせてこぞってやって来るからだ。
もしこの日の入団会見を延期などするものなら、
初めて公式に顔を見せる田中将大にとってもヤンキースにとっても
メディア受けが極めて悪くなる。
メディア王国アメリカならではのメディア感覚をすでに田中将大は
わかっていたのではないだろうか。
また今回のチャーター機に対して今のところほとんど批判されていないようだ。
よくよく考えてみれば自分のお金を最大効果のために使ってることに対して
批判もへったくれもないのだが。
チャーター機の値段をファーストクラスの値段と比較してみると
気になるチャーター機の値段だが、
残念ながら正確な費用は公表されてない。
各メディアが過去事例を元に算出を試みているだけだ。
いろいろな値段情報が飛び交ってるが、
今回JALでチャーターした機種は
最新鋭のボーイング787
であることを考慮すれば、
少なくとも1億円の費用がかかるだろう。
Photo by (c) The Boeing Company
この機種【ボーイング787】は186人乗りだが、実際に搭乗したのは
田中将大、奥方の里田まいさん、佐藤芳記氏(田中のサポート役)
そして愛犬のハル。はっきりしてるのはこの3人と1匹だけだが、
その他にスタッフが数名同行したであろうと思われる。
もし10人ほど登場していたとすれば1人当たり片道1千万円ほどとして、
通常のファーストクラス料金(※1)の7.7倍だから、世間が騒ぐほど高額ではない
というのが筆者の意見だ。
(※1)東京 - ニューヨーク間の通常ファーストクラス価格は約130万円。
田中将大 登板予定[2014]ヤンキース【MLB】 トップ頁へ移動する→
田中将大がヤンキースで入団会見。ついにメジャーデビュー!【動画】 [田中将大 登板予定 4月 2014]
"Hello, My name is Masahiro Tanaka. I'm very happy to be Yankee"
田中将大のヤンキース入団会見で放った一球目の言葉がこれだ。
2014年2月11日、米国ニューヨーク、ブロンクス、ヤンキースタジアム入団会見会場にて。
Photo by MLB.com
まさにヤンキースのルーキー~田中将大の入団会見
「ハロー、私は田中将大です。ヤンキースの一員になれたことがとても嬉しい。」
と田中将大が言った直後、会場中の記者たちから沸き起こる
歓迎の笑い声に、はにかむマー君の笑顔が初々しかった。
入団会見は冒頭、ヤンキースの副社長でありGM(ジェネラルマネージャー)の
ブライアン・キャッシュマン"Brian Cashman"の挨拶から始まった。
「ヤンキースは常に世界一を目指すがため、
素晴らしい才能ある選手たちを迎えてきたが、今日ここに新しい家族
を迎えることができました。」
そして最後にマー君の方をちらりと見ながら、
"Welcome to New York. Tanaka-san"
「ニューヨークへようこそ、田中さん」と紹介した。
Photo by MLB.com
続いてヤンキースのジョー・ジラルディ監督"Joe Girardi"からの挨拶。
「ワールドシリーズになくてはならない、パズルで重要な最後のピースが、
仲間になってくれたことを喜ぶ」と語り、田中将大の挨拶へとバトンタッチ。
田中将大の開口一番"Hello"の声に、会場中が笑顔に包まれた。
Photo by MLB.com
ヤンキースでの使命を語る~背番号「19」田中将大
入団会見が始まると会場に詰めかけた記者たちから続々と質問が飛んだ。
最も注目を浴びた質問と答えがこれだ。
記者A)
「マサヒロ、何が最初に目指すゴールですか?」
田中)
「ワールドシリーズで勝つことです。」
Photo by ROB TRINGALI/GETTY IMAGES
その他、日米のボールの違いについてや対戦したい相手、
ニューヨークの印象や食べ物、松井ゴジラとの会話について
取り留めのない質問が続いた。
ただレッドソックスについて聞かれた時、田中の目がキラリと光り
「日本のテレビで見ててもレッドソックス対ヤンキース戦の盛り上がりは
伝わってくる。実際に自分がマウンドに立つ日が楽しみだ」と意欲を見せた。
※田中将大を特集した動画(英語)が
"MLB.com"のYankees welcome Masahiro TanakaにUPされている。
田中将大のメジャーデビュー(公式登板)前哨戦となる
オープン戦での登板予定はまだ未定だ。
田中将大の明日~編集後記
田中将大が記者団に語った「ワールドシリーズで勝つことです。」
これしかあるまい。と筆者は思った。
田中将大がアメリカへ渡った最大の理由だ。
それは2年前に先に渡米した先輩ダルビッシュが
日本の記者団に残した最後の言葉、
「世界一のピッチャーになりたい」とかぶるものを感じた。
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